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加藤夏樹のお仕事ブログ

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Marketing Stories

【ヤマト運輸の価格改定】「三方よし」は、不滅のビジネスの評価基準

【「三方よし」は、不滅のビジネスの評価基準の記事の概要】

どーも! なつきです。今回はヤマト運輸の価格改定のニュースを受けての記事。

今や社会インフラともいっていい、宅配サービス。その大手、ヤマト運輸。

アマゾンの配送を担うものの、その激務、薄利のために会社というかドライバーが疲弊してしまい、社会問題化した。

そして薄利と膨大な仕事(荷物)を押し付けるアマゾンと争うように、料金アップを図ってきた。

アマゾンは独自の配送手段の確立により、応戦する気配だったが、独自配送のノウハウに乏しく、どうやら劣勢のようだ。

今回はそんな報道から、今さらだが、「三方よし」こそビジネスの神髄だな、と感じたことを記事化する。

 

現場にすべてのしわよせがくる。ドライバーの不遇。

記事では冒頭に、 「アマゾンなどネット通販(EC)の拡大で急増する荷物量にヤマトの配送現場はパンク。
ドライバー不足や長時間労働が深刻化し、
サービス残業も発覚した。ヤマトは今年、未払いの残業代約240億円を支払う事態にも追い込まれた。」

と記している。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171011-00192077-toyo-bus_all&p=1

 

まぁ、、はっきりいって、これはしゃーない。

いままでアマゾンが殿様過ぎたのだ。ヤマトも仕事の安定受注のために呑んできた。

そのしわよせが、現場のドライバーに行っていたにすぎない。

 

しかし、いよいよヤマトが反対攻勢に出た、ということだ。

 

 

はたをらくにしない「働く」は誰のためのものか

この問題、おれはそうそうとヤマトが従業員のために料金の賃上げをしないとマズいなーとふんでいた。

もうこの時代、スタッフを不幸にする会社が存続することは難しいからだ。

「ブラック企業」と呼ばれることは会社にとって最悪のPRだ。

それだけで人がこなくなるし、モノが売れなくなる。

よくも悪くも、社会正義に反してしまう。

 

社畜と呼ばれて久しい日本人が、仕事を通して個としての幸せを求めることは当然のことなのだ、という意識が芽生えている。

それは決して悪いことではない。

働くことは、本来的に喜びがそこになければ、真の社会貢献性がそこにはないだろう。

 

社会の公器として会社には、社会貢献だうんぬん、、、それはそもそも、そこで働くスタッフの生活を担保する給料をだし、市民が求めるサービスを提供することにある。

 

本来、自分たちの事業に専心し、利益を出すこと。それ自体が、社会貢献そのものなのだ。

仕事を得て、給与を得て、生活を送れる従業員が市民なのだから、当然だ。

そんな自社スタッフを不幸にする時点で、ヤマトには未来がなくなりかけていた。

しかし、未払い賃金の支払いや、料金体系の改定により、ヤマトは本来あるべき姿へとふたたび舵を取り出した。

 

 

 

「お互いさま」の精神の少ない米国企業

しかしこの問題、もとはといえば、アレよ。アマゾンが自社利益のために配送業者に対して、「大量発注なんだから安くしろよ」と殿様ビジネスをしかけた点にある。

この手のビジネス、仕掛けられた側は、一度受けてしまうと、脱却が難しい。

一度、大きな受注額となつてしまうと、それにすがってしまうのが、会社という存在だ。

案の定、ヤマトは脱却になかなか踏み切れない。

その点、佐川は、ヤマトとのビジネスモデルの違いもあるのだが、要求ばかりが大きくなるアマゾンからは2013年に撤退した。

これは正解だったといえるだろう。

 

 

この問題の本質は実は自営業、スモールビジネス、零細企業にも当てはまる

そうなんよ。この問題の本質は、何も大きな会社の問題に限ったことじゃない。

受発注の関係で、発注側の無理な要求を呑んでしまうのは、むしろ小規模なビジネスの世界の住人にこそ多いのではないだろうか。

そしてそこが運命の分かれ道。

 

「その要求を受けて、誰が幸せになれるのか」

という点を問い直した方がいい。

 

最終的なエンドユーザーが、たとえば廉価で商品やサービスを受けられる、というのは、今回のヤマト・アマゾンの問題では確かにあるだろう。

 

しかし、その価格が、安いのは確かにおれもうれしいが、誰かの犠牲や不幸の上に成り立つ安さなら、サービスの受け手もその点を考え、適正価格でないなら受け取らない、購入しないくらいの気概はいる。

アェアトレードの製品を使おう、に発想が近いかもしれないが。

 

しかし、何よりも、発注側の一方的な利益に貢献し、受注側が不利益を被るというのは、考えた方がいいだろう。

 

そして受注側も最初から不幸せな仕事をもらうということは、「誰かを不幸にする仕事」を社会にのさばらせることなのだという意識改革がいる。

 

そうした仕事自体が、社会的な悪といっていい。

 

目先の小さな利益にこだわることは、今回の例でいえば、アマゾンの殿様ビジネスをはびこらせ、多くのヤマトドライバーを不幸にした。

そのような形態は、ひずみを生む。

 

 

幸いヤマトは、そのひずみを修正するにあたり、発生した多くの負荷に耐え、乗り切るだけの体力があった。

だが、その体力がない会社だったら倒産だぜ。

そしてドライバーたちも失業し、より大きな不幸となるだろう。

 

 

人を幸せにするためにはたらけ。だから「三方よし」なのだ。

結論としては、これに尽きる。三方よしの考え方だ。

サービスの受益者としての市民も。

事業の発注者側も。

受注側の自分も。

 

すべてが幸せになるように。

その状態を古くから日本は

「三方よし」

と言ってきた。

《「さんぽうよし」とも》「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。
売り手と買い手がともに満足し、
また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。

引用:コトバンク

 

こんなとっとくに昔の近江商人が見出している答えを、現代のおれたちが見失う方が問題なのさ。

 

ビシネスはいつだって、三方よしがいい。

少なくとも、そう志向していたいものだな。

 

と、そんな話でしたとさ。

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた著者のプロフィール

 
 
マーケティング・プランナー/集客プランナーとして、セラピスト、コーチ、コンサルタント、個人起業家・個人経営者・歯科医院・各種治療院・などのマーケティング支援を専門としている。ソーシャルメディアの運用やSEO効果の高いブログの構築に長けている。2011年には月2回のセミナーを約一年間実施し、常に20~30人を集め続けた実績を持つ。現在も月1~2回のペースで多様なテーマで自主セミナーを開講している。テーマはライフワークであるスピリチュアルな内容や本業であるマーケティング関係が中心。 引き寄せの法則や原因と結果の法則などにも踏み込み、クライアント一人ひとりの人生が「豊かに」そして「幸せになる」こと、そして「依頼料金くらいはすぐに稼がせる」ことにこだわったマーケティングプランの提案をモットーにしている。

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