7Apr
Contents
【本記事の要旨】
お客さんに選ばれるブログのコンテンツとは、ターゲットに向けて書かれる「コンテンツ・ライティング」にのっとり作成されるということ。そして大まかにいって、5つのステップがあるので、それに従って創るとやりやすいぜってことです。
コンテンツ・ライティングには順序がある
どもども。あなたのなつきどす。
そんなわけで、書き続けている
連載コラム「コンテンツ・マーケティング論」。
コンテンツ・マーケティング論1
コンテンツ・マーケティング論2
未読の方は、まずはこちらからどうぞ。
さて。コンテンツ・マーケティングとは、「コンテンツ・ライティング」に他ならないという視点から書いている。
で、今回は、コンテンツづくりのイロハ。
そもそも、コンテンツ・ライティングとは、どういう順序で書き始めればいいのだろう?
それをステップ形式で伝えてみたい。
ステップ1 あなたのビジネスの目的を想起せよ!
まずはあったり前の話だけど、あなたのビジネスの目的はなんだろう?
たとえば、おれの目的は、スモールビジネスオーナーへのマーケティングの指導。
マーケティングや経営のコンサルティングだ。
そのための見込み客集めが、このブログの目的となる。
ということは、当然、この目的にあったトピックが選ばれてしかるべきだ。
ここは趣味の場じゃない。ただの娯楽提供でもない。
だから、あくまでも、自社、自分のビジネスの潜在的クライアントに喜んでもらえたり、役に立つ情報を提供する場でなくてはならない。
この出発点を忘れると、「とにかくPVを稼がなきゃ!」「読者を増やさなきゃ」とそちらばかりに意識が向かってしまう。
なので、その点を忘れないようにな。
ステップ2 ネタ(アイディア)を深堀りする「その結果、どうなる?」という問いを自らにする。
たとえば、また自分を例にするとさ、「よし、コンテンツを自分で作れるような内容をブログをにしよう!
コンテンツ・マーケティングのハウツー論を書こう!」と思って今これを書いている。
すると、これはどう自分の潜在的クライアントにとって役立つのだろう。そこで役に立つのが、「その結果、どうなる?」思考法だ。
さっそく、実演してみよう。
おれのこの一連のこのコラムを読んで、その結果、彼らはどうなる?
1「クライアントは自分のメッセージを載せたコンテンツを発信してしていける」
その結果、どうなる?
2「彼らは、自分のサービスに関心を持つ人たちを自力で継続的に集めることができる」
その結果、どうなる?
3「彼らは広告宣伝費をかけることなり集客し、売上を高めることができる」
その結果、どうなる?
4「無償でそんな役立つコンテンツを提供した加藤の価値が高まり、読者がクライアントになりうる」
その結果どうなる?
5「加藤自身の売上もアップする」
その結果どうなる?
6「さらに自分のサービスを充実させたり、雇用したり、潜在的クライアントを中心に社会貢献できる」
といった具合だ。これは今は大きい視点で描いたけど、より具体的で小さいテーマでも同様だ。
「ドカンと売れるキャッチコピーの作り方」なんてコンテンツでも同様だ。
自分のアイディア、ネタが浮かんだときは、どんどん深堀りして、つきつめていこう。「その結果どうなる?」という自問によって進めるといいぜ。
ステップ3 サポート、エビデンスはあるか。
では、さっそく決めたネタについて書いていこう。
と思う。たとば、「震度七の大地震でも自分と家族を守れる15の方法」なんてコンテンツを書こうとする。
どんな風に書くにせよ、客観的な事例、データ、新聞記事等、証拠があるにこしたことはないよな。
自分自身の経験だってもちろん重要な証拠だになる。
自分の経験ばかり使うのは考え物だけど、「個人的な話」というのは、親近感がわくし、感情も移入しやすい。
どんどん利用しよう。
ステップ4 たった一人の読者(ターゲット)に向けて、語ってみる。
あえて、書くのではなく、「語ってみる」と書いた。
自分のビジネスとそのクライアント像がちゃんと定まっているのなら、その人が今目の前にいるように話してみよう。
ブログとかコンテンツの言葉は、難しい言葉はヤめた方がいい。
頭の中で、「なぁ、ちょっと聞いてくれよ、こんな話があるんだ」っていう具合に語りかけていけばいいんだよ。
それくらいの言葉のほうがわかりやすいし、届くってもんだよ。
いやいやマジで。なぁに。ぶっちゃけすぎて炎上したら炎上したとき。炎上してナンボくらいの気持ちで、スパイシーなことでもガンガン言おうぜw
実際あれよ? 炎上するくらいの記事のほうが拡散するんで、結果として潜在クライアントに「見つけて」もらいやすい。
だからときには、そんなPVを稼ぎ、拡散することだけを目的としたコンテンツを作ってもいい。
それくらいの気持ちじゃないと、続かないって。(笑)
ステップ4 寝かす
これ、結構大事。一晩たって読み直すと、「結構この文読みにくいな」「文章としておかしくない?」「ロジックが通ってねぇよ」「そもそもつまんねぇ」とか気づく。
まあ一晩時間をとることが難しかったとしても、ひとつ別の仕事をいったん挟むとか。
それくらいの間を一度置くということは欠かせない。
ステップ5 タイトルをつける~ギャップ、数字、ビジュアライゼーション~
そしてすんごい重要なのがタイトルね。
メルマガだったら開封率とかにもガコンと影響する。
みんなだって、登録しているメルマガでも、タイトルだけで判断して読まないことんてよくあるだろ?
それほどタイトルは重要なんだ。
ただ、今回のように連載型コラムになるとかなり苦しい。
必然的に続き物なので、この連載ならまずは「コンテンツ・ライティング論」という言葉がいる。
使わない書き方もあるけれど、それでは読者を惑わしてしまう。
なので、あえてタイトルには「事実のみ」を記すことで、関心ある人にだけ届けばいいと割り切る。
一方で、基本的に意識してほしいのは、ギャップ、数字、ビジュアライゼーション。
この3つをまずは意識すればいい。どういうことだろうか。
まずギャップ。
たとえば、「武井壮なみにアクティブで壮健になれた理由」。
というタイトルがあったとする。「へー。あんな元気になったのかー」と思うかもしれない。
でも、これだけじゃ弱い。それでギャップをつける。
「引きこもりだった私が、武井壮なみにアクティブで壮健になれた理由」。
なんてしたらどう?
引きこもりっていうと、不健康で、部屋でうじうじとPCしていたり、ヒョロヒョロな感じだよな。
そんな人が武井壮みたいになったと思うと、興味がわきやすい。
よくダイエット関連商品の広告にあるようなBefore/Afterを示すようなタイトルをつけると、そのギャップ差が興味をひき、読んでくれる。
さらに数字をいれてみよう。
数字をいれると、途端に具体的になり、人は理解しやすくなる。イメージしやすくなる。
上記のタイトルをいじるなら、「引きこもりだった私が、武井壮なみにアクティブになれた3つの生活習慣」としたらどうだ?
たった3つの生活習慣ってなに?
自分にもできそう!となりそうだろ。数字にはそんな具体性を持たせる効果がある。
では ビジュアライゼーションとは。それは「視覚化」しやすい言葉をつかえ、ということ。
概念的な言葉よりも、具体的で、脳内に映像化しやすい表現するということ。
再びこのタイトルをいじるなら、「1キロだって走れなかった私が、武井壮とも互角に戦えるようになった3つの生活習慣」。長い。(笑)
メルマガとかなら、ほんとはスマホで全タイトルが表示できる短さがいい。
でもまあブログなら比較的長くてもいいし、多少笑えるくらいでちょうどいい。
そしてもう一度比較してみよう。
「武井壮なみにアクティブで壮健になれた理由」
↓
「1キロだって走れなかった私が、武井壮とも互角に戦えるようになった3つの生活習慣」
後者のほうがたとえ同じコンテンツであったとしても、圧倒的に読みたくない?
まぁ明らかに男性諸氏向けではあるけれど。(笑)
こんな風に、一定の法則を意識するだけで、タイトルは変わる。
その結果、読まれるコンテンツになりやすいのだ。最低限だけど、このルールは覚えておいて損はないよ。
今回の結論
ステップ1 あなたのビジネスの目的を想起せよ!
自分のビジネスの目的にあくまでも沿うものから外れないコンテンツであることを忘れずに。
ステップ2 ネタ(アイディア)を深堀りする「その結果、どうなる?」という問いを自らにする。
そのコンテンテツがどんな結果(メリット)をクライアントや自分にもたらすのか? 徹底的に掘り下げて考えよう。
ステップ3 サポート、エビデンスはあるか。
言いたいことが独りよがりになつてはダメ。説得力をもたせるために、自分や他者の体験であること、報道されたこと、実際にデータがあることを示し、説得力や信頼性を高めよう。
ステップ4 寝かす
時間を置くと、自分の文章のアラが見えるので、間をおいて見つめなおす習慣を取り入れよう。
ステップ5 タイトルをつける~ギャップ、数字、ビジュアライゼーション~
読まれるコンテンツはタイトルからして面白い。タイトルの作り方には方法論があるので取り入れよう。
以上が今回のコンテンツ・ライティング論③でした。
みんなはどう思った? ぜひ活用できるところは取り入れてくれ。
次回の逆襲のコンテンツ・マーケティング論4~あなたの価値を高める戦略的ストーリーのススメ~もどうぞ!
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