5Oct
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レオナルド・ダヴィンチがセールスレターを書いたならという記事の概要
どーも。なつきです。
先日、レオナルド・ダヴィンチの展覧会に行ったとです。万能の天才ですよ、ダヴィンチ。そんでね。行って気づいたとです。ダヴィンチの残した手紙には、「こ、、、これはレオナルド・ダ・ヴィンチのセールスレターやんけ!」というものがあったのだ。そして天才ダヴィンチをもつてしても、「セールスレターなら、まだまだ精度が甘い・・・!」と気づいてしまったとです。そんなわけで本記事は、不遜にも、天才ダヴィンチのセールスレターを現代マーケターのセールスライティング視点で添削してしまおうという試みである。
レオナルド・ダ・ヴィンチが残した業績をざっと見てみると、彼が常軌を逸した天才だと分かる
ほんでな。そもそもレオナルドダヴィンチって、wikiさんによると、
ルネサンス期を代表する芸術家であり、「飽くなき探究心」と「尽きることのない独創性」を兼ね備えた人物といわれている[1]。史上最高の呼び声高い画家の一人であるとともに、人類史上もっとも多才の呼び声も高い人物である[2]。アメリカ人美術史家ヘレン・ガードナー(英語版)は、レオナルドが関心を持っていた領域分野の広さと深さは空前のもので「レオナルドの知性と性格は超人的、神秘的かつ隔絶的なものである」とした[1]。しかしながらマルコ・ロッシは、レオナルドに関して様々な考察がなされているが、レオナルドのものの見方は神秘的などではなく極めて論理的であり、その実証的手法が時代を遥かに先取りしていたのであるとしている[3]。
とある。(出典:wiki:レオナルド・ダ・ヴィンチ)
しかし、おれは「画家」というより、科学者としての彼がすげーと思ってね。
たとえば、コレ。
戦艦ですよ。彼が設計したさ。
これは全装甲型の戦車。
ほんで少し彼のことが好きになったのは、あまりにも殺傷能力が高いと思われた兵器に関しては、わざと少しだけ設計ミスをして、実際には動かないように細工をしたこともあったようだ。
そんなところに、学究の徒としての彼の矜持のようなものが垣間見えた。
そんで、おれが注目したのは、これ。
そう、手紙だ。
説明文と中身はこのように書かれている。
応用技術軍事機械
この手紙は1480年代初期にこの手紙はレオナルドがミラノの君主ルドヴィーコ・スフオルツァに宛てた自薦状からの抜粋。彼の雇主となるこのミラノ公に対して、戦争の際に提供できる数多くの軍事技術のアイデアを書き記しています。
「わたしは軽くて、強靭でもとても容易に持ち運びのできる仮設橋の作り方を知っております。
それがあれば、敵を追撃したり、ある場合には敵から逃れることも容易にできます。
また、火災にも打撃にも強くて破壊できない、安全な橋の作り方も知っております。
さらに敵の橋を燃やしたり破壊したりする方法も知っております。
城攻めの際には、堀の水を抜いて、無数の仮設橋や、攻城戦車や、梯子や、その他の城攻めに適した道具を作ることができます。
もし高い城壁や強固な防御施設のせいで、城攻めの大砲が役に立たないような場合には、きわめて頑丈な岩の上に築かれた要塞でもないかぎり、それを破壊する方法を知っております。
わたしは運搬が容易で使いやすい大砲を作る方法を心得ております。
この大砲は、小さな石をまるで嵐のように降り注がせて、その砲煙で敵を大恐慌に陥らせることによって、甚大な被害と混乱をもたらすことができます。
海での戦闘の場合には、攻撃したり防御したりするのに最適な数多くの道具や、
さらには、どのような巨大な大砲や火薬や砲煙で攻められても、びくともしない軍艦を建造する方法を知っております。
同じくわたしは、安全かつ難攻不落な有蓋戦車を作ることができます。
この戦車に火器を装備して敵軍に突入すれば、いかなる大軍であっても壊滅しないものはありませんし、その後ろにいる歩兵は、なんの抵抗も受けずに無傷で続くことができます。
もし必要があれば、わたしは通常とは異なる、美しくて機能的な形の異なる大砲や、カルバリン砲(小さな大砲)を作ることができます。
大砲の使用ができないような場合には大弓、投石機、その他の驚くべき効果を持つ、通常とは異なる兵器を作ることができます。
要するに、時と場合に応じて、無数の多穣な攻撃用や防御用の兵器を作ることができます」
そう、ダヴィンチとて人の子。
食うためには、スポンサーがいる。
売りこみだ。
自己推薦文・・・つまりこれは、セールスレターなのだ。
だが。
おれは思った。
天才ダヴィンチには、失礼だが・・・
セールスレターとしては、甘い、と。
思わずそんな声が聞こえてきそうだが・・・
そんなわけで、添削してみることにした。
天才ダ・ヴィンチの渾身の一筆を。
現代の平凡なマーケターが、がっつりと添削してみることにしたYO!
もしも、レオナルド・ダヴィンチのセールスレターを現代マーケターが添削したなら?
そんなワケで、おれが添削・・・というか、リライトしたら、こうなる。
さぁ、ぽまいら。ぽまいらが、群雄割拠の時代、イタリアの君主の一人なら、どんな手紙だったら、「おっ、こいつ雇ってみっか!」となるね? そんなことを思いつつ、読んでみようか。
「強国ヴェネツィアなど脅威の足音が迫る中、ルドヴィーコ・スフオルツァ公におかれましては、他国を圧倒し、市民と財産を守り、その名声と繁栄を不動のものにする卓越した軍事力の強化にご関心はないでしょうか。
しかも、まだ誰も見たことがない、奇抜な発想とテクノロジーに彩られた、前人未到の兵器技術です。さらにそれらは、財政圧迫するどころか、小規模で最大の戦果をあげることで、国の財産を守り、将兵を守り、さらに市民を守り、もって経済を守り、陛下の繁栄をますます保証するものです。
具体的には・・・
①どこでも持ち運びのできる仮設橋の建設技術。
これさえあれば、陛下の軍は戦場において神出鬼没。敵の追撃も、撤退も、思いのまま。攻撃力も機動力も、はかりしれないほどパフォーマンスがアップです。
②爆炎も打撃なんのその。破壊不可の安全な橋の建設技術。
さらにより堅牢な橋の作り方も併せてついてきます。これがあれば、戦時の軍の移動だけでなく、平時においても国内の流通をより安定させることは間違いありません。また陛下が潤ってしまいますね。
③敵の橋を破壊する工作技術。
丈夫な橋を作る技術は、反対に敵の橋を破壊する技術に通じます。もちろん、この技術も陛下のものになるでしょう。敵の進軍をさまたげ、経済に打撃を与えます。補給兵站を妨げれば、あらゆる兵力は無力化します。陛下は何もせずとも、敵が疲弊するのを待つだけです。
④労少なく、敵城を落とす秘法
さらに、私が得意とするのが、攻城です。城を守る堀の水を敵が気づかぬうちに抜き去り、さらにここでご案内した仮設橋をもってくれば、あら不思議。あっという間にチェックメイト。しかもこのチェックメイトをより確かなものにする、攻城戦車や、あらゆる壁面をも登りきるはしご、あらゆるツールがもりだくさんです。
⑤城自体が堅牢であっても無意味にします
さらに私めが得意とするのは、「破壊」です。思いもよらぬ方法で、堅牢な城を破壊してみせましょう。大砲が届かぬ立地の城でさえ、この技術の前には無意味です。しかも、そんな場所でさえ、実は私は大砲を運搬する術があるのです。しかもこの大砲は、小さな石をまるで嵐のように降り注がせます。その砲煙で敵はまさに大恐慌! 甚大な被害と混乱をもたらすことでしょう。
⑥私は陸戦の専門家? いいえ。海戦だってお望みのまま!
地中海は私の海でございます。陛下。しかも、どのような大砲や火薬兵器をもってしても、私の技術が生み出す戦艦は、なんと、燃えることがないのです。燃えない戦艦。海兵の夢は、私の手によってすでに現実のものになっています。しかも、同じ技術をもって、あらゆる攻撃をものともしない陸用戦車の建造も可能です。
⑦無敵の戦車の陛下の野望へ一直線!
まだまだございます。そんな無敵の防御力を誇る戦車に、私が考案した重火器を装備させればどうなるか。すべては言いますまい。陛下の野望の道は、まさにこの戦車が切り開き、先導することでしょう。あとにはぺんぺん草の一本も残しませぬ。
⑧大砲の種類も選びほうだい!
しかも私が今回ご提案させていだたく大砲は、美しくて機能的な形の異なる大砲や、カルバリン砲(小さな大砲)です。機能性だけでなく、陛下の軍としての気品もアピールできるすぐれもの。
大砲の使用ができないような場合には大弓、投石機、その他の驚くべき効果を持つ、通常とは異なる兵器を作ることができます。
もし、陛下がこのような他国が未だ保有したことがない技術にご関心がありましたら一度、陛下の前でプレゼンさせていただきます。ご一考ください。
追伸
このお話は陛下に一番最初にご提案しております。しかし、一か月ご返信をいただけないときは、別の君主さまにプレゼンの機会を請う可能性があります。
追伸2
宮廷づきの地位と報酬が約束された暁には、上記にまさるとも劣らない、他の技術、さらに芸術家としての作品もご提供させていただきます。
陛下を愛するレオナルド・ダ・ヴィンチ」
しょーもない言うな・・・
・・・・というわけで、せっせこ作ってみた、レオナルド・ダ・ヴィンチの自薦状(セールスレター)の添削版。
もし、ダヴィンチがこのように書いたなら、よりオファーが殺到したのではないだろうか。
・・・
ま。そんなことしなくても、彼は普通に採用されているんだけどねw
なにはともあれ、思わずレオナルド・ダ・ヴィンチのセールスレターなんてものを作ってみたくなってしまった。
ただそれだけのしょーもない記事でしたとさ。
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